アレルギー性結膜炎とは、目の表面に花粉などアレルギー反応を引き起こす物質であるアレルゲンが付着することで、網膜に炎症が起こる病気のことを言います。網膜とはまぶたの裏側と白目を覆っている粘膜の事です。
この病気は症状が特定の季節のみに起こる場合と一年中症状がみられる場合にものがあります。子どもでも重症になることもある病気です。主に症状は目のかゆみや、充血、異物感などが挙げられます。この病気の原因は過剰なアレルギー反応です。ヒトの身体は本来、花粉などの異物に対して反応しない仕組みになっていますが、アレルギー体質の場合は異物と認識し、免疫反応が働いてしまいます。これにより、症状が引き起こされるのです。
この病気の治療方法は主に薬物療法になります。日常生活に支障がない程度にかゆみなどの症状を軽減させるのを目的としています。主に抗アレルギー点眼薬が用いられ、重症の患者にはステロイド点眼薬や免疫抑制点眼薬が処方されることもあります。もし特定の季節のみに症状が出る場合は初期療法が用いられます。これは症状が起こるであろう期間より前に抗アレルギー点眼薬を使用して、ピーク時の症状を遣ら和らげる治療法となっています。